
レジ袋が有料化されたからマイエコバッグを購入したよ!でも毎日使うものだし、どれくらいの頻度で掃除とか消毒をしたらいいんだろう?



エコバッグは食品を入れるものだから清潔に保つことはとても大切だよ!
この記事では、エコバッグを清潔に保つための工夫と消毒の方法についてまとめていくね!
この記事では、保健所の食品衛生監視員として働いた後、食品工場の品質管理部で働いている薬剤師が、エコバッグを清潔に保つための方法についてまとめました。
エコバッグを清潔に保つべき理由
エコバッグは、スーパーなどで食品を入れるために使用されることが多いと思います。
その食品が食中毒菌などに汚染されてしまうと食中毒を起こす危険性があります。
そのため、エコバッグは清潔に保つ必要があります。



「購入する食品はしっかり包装されているから大丈夫だろう」という考えは危険です。
容器包装に付着した食中毒菌が、開封する時に食品に付着してしまうことがあります。
包装されているから絶対に安全とは言い切れません。
エコバッグのおすすめの材質
エコバッグの材質は、清掃がしやすく、また、水分を弾くような材質が好ましいです。
水分を吸収してしまう材質だと、エコバッグ全体が湿気っぽくなりやすくなり、食中毒菌やカビなどが増えやすい環境になってしまいます。
具体的な材質は、ビニール製やナイロン製が好ましいです。



内部の材質が、保冷効果のあるアルミ製でも掃除がしやすく使いやすいですね!
エコバッグを汚染させないための工夫
エコバッグを清潔に保つためには、まず、エコバッグを汚染させないことが大切です。
①お魚やお肉、生野菜はビニール袋に入れて、しっかり括ってからエコバッグに入れる!
お魚やお肉、生野菜は、大腸菌などの食中毒菌に汚染されている恐れがあります。
お肉やお魚はトレーに入れられていることが多いですが、ラップの隙間からドリップ(汁)が漏れ出てくることがよくあります。
このドリップ(汁)によってエコバッグが汚染されることが一番怖いので、万が一漏れ出てしまっても大丈夫なように、ビニール袋に入れて、しっかり括っておきましょう!



生野菜も食中毒菌に汚染されていることがあります。
特に土壌中に多く潜んでいるため、土付きの野菜は、お魚やお肉と同様に取り扱いには注意しましょう!
②簡易包装されているお惣菜もビニール袋に入れて、しっかりくくってからエコバッグに入れる!
スーパーで調理されたお惣菜を購入される方も多いと思います。
簡易包装の場合、その隙間から味付けされた汁が漏れ出てしまうことがあります。



スーパーのお惣菜は、トレーにラップ掛けされていたり、パックに入れられているものが多いですけど、結構、内部の汁が漏れ出てしまいます。
しっかり火が通されているため、食中毒菌が付着している可能性は低いと思われますが、栄養が豊富なため、菌がなんらかの理由で付着してしまった時に増殖しやすい環境になってしまいます。
①と同様に汁が漏れ出てこないようにビニール袋に入れてしっかりくくってからエコバッグに入れましょう!
③重たいものをエコバッグの下に置く
重量が重たい食品(飲料など)はエコバッグの下のほうに入れるようにしましょう。
重いものを上に乗せてしまうと、下に置かれた食品の包装が破れ、エコバッグが汚れてしまう恐れがあります。



卵は割れてしまうとエコバックを汚染してしまうので、割れないように特に注意が必要だね
エコバッグの清掃・消毒の方法と頻度
エコバッグを清潔に使うために次のような方法で清掃や消毒を行いましょう。
①エコバッグ内の匂いを頻繁に確認する
まず、エコバッグが汚れていると異臭がします。
使った後や使う前には匂いを嗅いでみて、異臭がするようであれば、洗浄消毒を行いましょう。
②水分などで濡れている場合はしっかりと拭き取る
冷たい食品を買ってエコバッグに入れると、エコバッグの内側に結露することがよくあります。
水分は食中毒菌やカビなどの汚染の原因になるため、清潔なタオルなどで水分をしっかり拭き取りましょう。
③掃除と乾燥
洗浄する場合は、エコバッグの材質毎に適切な洗浄方法を選択しましょう。
水で濡らしたタオルでサッと拭き掃除をする程度でも、十分清潔に保つことができます。



材質によっては洗濯機による洗濯ができないものもありますので注意が必要です。
洗浄したり、拭き掃除をしたあとは、しっかり乾燥させましょう。
⑤消毒の方法
アルコールスプレーをサッと吹きかける程度で十分な効果があります。
次亜塩素酸ナトリウムを希釈して使用する場合は、エコバッグの材質に注意しましょう。



布製のものだと、次亜塩素酸ナトリウムを使用すると色落ちすることがあります。
まとめ
この記事では、エコバッグを清潔に保つべき理由と、エコバッグを清潔に保つための方法について簡単にまとめてみました。
レジ袋が有料化され、エコバッグを利用する機会は増えると思いますが、食品を入れる機会が多いため、常に清潔に保てるよう日常的にメンテナンスをしておきましょう。
- お魚やお肉、生野菜はビニール袋に入れて、しっかり括ってからエコバッグに入れる!
- 簡易包装されているお惣菜もビニール袋に入れて、しっかりくくってからエコバッグに入れる!
- 重たいものをエコバッグの下に置く!特に卵は割れないように注意
- エコバッグ内の匂いを頻繁に確認して異臭がしないか確認する
- 水分などで濡れている場合はしっかりと拭き取る
- 水で濡らしたタオルなどで定期的に拭き掃除し、掃除後はしっかり乾燥させる
- アルコールスプレーをサッと吹きかける
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