甘味料サッカリンの有効性と安全性について

ゴン

飲み物やお菓子にサッカリンっていう食品添加物が使用されているけど、体に悪影響はないのかなあ?
サッカリンはどんな役割で食品に添加されているんだろう?

もぐ

この記事では、サッカリンの特徴や有効性、安全性についてできるだけわかりやすく解説していきます!

記事の信頼性

この記事は、保健所の食品衛生監視員として働いた後、食品工場の品質管理部で働いている薬剤師が解説します。

目次

サッカリンとは

サッカリンは、甘味料として食品に添加されます。

甘味料は、食品に甘みを与えます。

サッカリンの甘みは、砂糖の300~500倍程度です。

サッカリンの有効性

サッカリンは、ゼロカロリーです。

そのため、糖尿病患者向けの食品に砂糖の代わりに使用されています。

そのほか、ダイエット食品にも使用されていることが多い添加物です。

サッカリンを活用した食品の例

糖尿病患者向けの食品

ダイエット食品

サッカリンの安全性

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サッカリンは、日本及び国際機関において、何度も安全性に関する検証が行われています。
結論としては、サッカリンは用法を守れば安全であると判断されています。

ヒトの体内での動態

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サッカリンは、消化管から吸収されますが、体内でほとんど代謝されず、そのまま対外へ排出されます。

STEP
口から入ったサッカリンは胃と腸で体内(血液中)に吸収される
STEP
血液中のサッカリンは、徐々に血管の外にしみ出し、組織や器官に分布する
STEP
その後、サッカリンはほとんど代謝されず、尿中に排泄される

サッカリンの毒性

サッカリンの安全性を評価するために、さまざまな毒性試験が行われていますが、いずれもヒトに対する毒性は確認されていません。

雄(オス)のラットに対しては、発がん性が確認される

サッカリンの塩類(サッカリンを加工したもの)の一つ、『サッカリンナトリウム』には、ある毒性が報告されました。

それは、雄(オス)ラットの膀胱への発がん性です。

ただし、この毒性は雄ラットに限って見られたもので、雌(メス)ラットやマウス(雄雌)、サル等ほかの動物では確認されていません。

また、サッカリンに限らず、ナトリウムを含む物質を投与しても同様の発がん性が確認されています。

このことから、この発がん性はサッカリンによるものではないと考えられ、日本だけでなく国際機関においても、ヒトへの毒性はないと判断されています。

海外での使用状況

サッカリンは、国際的に広く使用されている添加物です。

アメリカでは、「サッカリンカルシウム」、「サッカリンナトリウム」、「サッカリン」及び「サッカリンアンモニウム」が、清涼飲料等に使用が認められています。

EU(ヨーロッパ連合)では、添加物「サッカリン並びにそのナトリウム、カリウム及びカルシウム塩」(E954)は、清涼飲料(80~100 mg/L 以下)、デザート類(100 mg/kg 以下)、菓子類等(80~1,200 mg/L 又はkg 以下)、ビタミン・ミネラルサプリメント(80~3,000 mg/L 又はkg 以下)といった食品への甘味料としての添加が認められています。

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安全性が確認されているため、糖尿病患者向けの食品などに広く活用されています。

最後に

この記事では、サッカリンについて解説しました。

サッカリンは、砂糖に代わり、食品に甘みを与える非常に優秀な食品添加物であると言えます。

安全性についても、日本だけでなく国際機関で安全であると判断されているため過剰な心配は必要ないでしょう。

サッカリンは1870年ごろに発見され、これまで100年以上の食経験があります。

このことからも、安心して摂取していただける食品添加物であると私は考えております。

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