
ステビアってアメリカでは使用が禁止されているって聞いたけど本当?
よく食品に使用されているステビアについて詳しく知りたい!



ステビアは、アメリカでも2008年に使用が許可されています。
さまざまな試験で安全性が確認されているので食べても健康被害の心配はありません。
さらにステビアは、糖質制限時の食事に利用されます。
そんなステビアについてこの記事で解説します。
この記事は、保健所の食品衛生監視員として働いた後、食品工場の品質管理部で働いている薬剤師が解説します。
甘味料ステビアとは
ステビアは、日本と多くの外国で使用が許可されている食品添加物(甘味料)です。
ステビアは、植物由来(南アフリカ原産キク科)の甘味料で、安全性がさまざまな試験により確認されています。
ステビアに含まれる甘味成分ステビオシドは、ショ糖(通常の砂糖)の数百倍の甘さがあり、少量の添加で甘みを得られることから、糖質制限時の食事に利用されます。
ステビアの安全性について
ステビアの安全性は、さまざまな試験により確認されていますので安心してください。
その安全性について、体内動態と毒性試験の結果をまとめます。
ヒト体内での動態
甘味成分ステビオシドは、そのままでは体内に吸収されません。
ステビオシドは、小腸で腸内細菌によってステビオールという物質に分解され、その一部が小腸から吸収されます。
その他大部分のステビオールは体外にそのまま排泄されます。
小腸から吸収されたステビオールは、ヒトの甘草でも代謝を受けず、そのまま排泄されます。
この排泄は速やかに行われることから、体内に蓄積されることもありません。
E.Koyama,N.Sakai,Y.Ohori,K.Kitazawa,O.Izawa,K.Kakegawa,A.Fujino,M.Ui, Absorption and metabolism of glycosidic sweeteners of stevia mixture and their aglycone,steviol,in rats and humans,Food and Chemical Toxicology,41,875-883,2003
毒性試験の結果
急性毒性試験、変異原性試験、繁殖毒性試験、亜急性/慢性毒性/がん原性試験、催奇性試験などさまざまな試験が行われていますが、毒性は報告されていません。
ステビア抽出物の安全性,JAFAN,17,4,115-122,1997 など
以上から、ステビアは安全であると言えます。
海外での使用状況について
日本での使用
日本では、1971年に大阪の会社が世界で初めて商品化しました。
それ以来、日本では50年以上の食経験があります。
海外での使用許可
現在、海外では、中国、アメリカ、EU、ロシア、台湾、マレーシア、ブラジル、韓国などさまざまな国で使用されています。
アメリカで使用許可に至った経緯
アメリカでは、2008年に使用が認可されています。
2008年より以前は、表向きは安全性が確認されいないという理由で使用が許可されていませんでしたが、実際は、他の人工甘味料メーカーのロビー活動(利権保守)によるものだったとの報道もあります。
実際、アメリカ合衆国では1994年からサプリメント(栄養補助食品)への使用が認められていましたので、安全性については問題なかったのだと思います(アメリカではサプリメントと食品は別物扱いで、規制法律も違います)。
オススメのステビア製品
ステビアの最大の特徴は、糖質がゼロのため、糖質制限時の食事に使用できることです。
糖質制限中でも甘いものを食べたい方にオススメできます。
ステビアスイートをオススメする理由
- 糖質がゼロなので、糖質制限中でも摂取できる。
- 苦味や嫌味がなく、砂糖に近い甘さなので、ステビアスイートで味付けした料理は食べやすい。
- 保存料や着色料などの余計な添加物が不使用。
使用者の口コミ
最後に
この記事では、ステビアについてまとめました。
ステビアは、天然の植物由来の甘味料で安全性が確認されているので安心して料理に使うことができます。
さらに、糖質がゼロなので、ダイエット中や糖質制限中に使用できる注目の甘味料です。
興味のある方はぜひ使ってみてください。




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