タール色素など、着色料の種類と安全性について

皆さま、食品に使用される着色料について、その役割や安全性について疑問を感じたことはないでしょうか。

着色料とは、食品添加物のひとつであり、古くから様々な食品に使用されてきました。

ゴン

着色料は食品に色付けするために使用するものだよね
天然の植物由来の着色料は安全だと思うんだけど、タール系色素みたいに合成されたものの安全性って大丈夫なの?
あと、合成着色料について、どんな種類があるかも知りたい!

もぐ

この記事では、タール系色素などの着色料の特徴や安全性について解説します。

記事の信頼性

この記事は、保健所の食品衛生監視員として働いた後、食品工場の品質管理部で働いている薬剤師が、着色料の種類とその安全性についてまとめます。

目次

着色料とは

着色料とは、食品添加物のひとつで食品に色を付けるために使用されます。

ゴン

食品に彩りなど、装飾を目的に使用するんだね

着色料の種類

着色料は、合成着色料天然着色料に大別されます。

合成着色料

合成着色料として、食用タール系色素が挙げられます。

食用タール系色素

食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用緑色3号、食用青色1号及び食用青色2号12種類が指定されています。

タール系色素は、使用してはいけない食品が決められています。

タール系色素を使用できない食品

カステラ、きなこ、魚肉漬物、鯨肉漬物、こんぶ類、しょうゆ、食肉、食肉漬物、スポンジケーキ、鮮魚介類、茶、のり類、マーマレード、豆類、みそ、めん類、野菜およびわかめ類

上記の食品にタール系色素を使用できない理由の一つは、食品の品質等を偽って販売することを防ぐためです。

たとえば、カステラやスポンジケーキの生地は黄色です。それは、原材料に卵の卵黄が多く使用されているためです。昔は卵が高級品でしたので、タール系色素(黄色)を使用して品質を欺こうとする者が少なからずいたそうです。着色料は使いようによっては品質を欺くことができるため、一部このように使用できない食品が設定されています。

ゴン

どうしてタール系色素だけ使用できない食品が決められているの?
天然の着色料は自由に使えるのに。

もぐ

タール系色素はすごく色が鮮やかに発色されるんだよ
だから、制限が設けられたみたい

天然着色料

天然の植物等から得られる着色料です。

天然着色料は数多くありますので、よく見かけるものをご紹介します。

カラメル色素

詳しくはこちら!

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ブドウ糖や砂糖などの糖類や、デンプンから得られます。

製法の違いで4種類に分けられますが、いずれも同じような褐色を示します。

また、カラメルには着色の他に風味付け効果もあり、古くからしょう油やソースなどに使用されています。

また、ウイスキーの品質調整など、製造用剤として使用されることもあります。

クチナシ色素(青、赤、黄)

アカネ科クシナシの果実を水やアルコールで抽出して得られるものが、クチナシ黄色素です。

昔から家庭できんとんの着色に使われてきました。

また、果実の抽出液に酵素を作用させて得られる色素が、クチナシ色素やクチナシ色素です。

ゴン

クチナシって便利だね!
どうりで食品によく使われているわけだよ

ウコン色素(クルクミン、ターメリック色素)

ショウガ科ウコンの根茎よりエタノール、、油脂又は有機溶媒で抽出して得られます。

主成分はクルクミンという鮮やかな黄色の色素です。

もぐ

カレー粉の色はこの色素によるものです。

着色料の安全性についての考え

天然着色料

天然着色料は、そのほとんどが天然の植物から抽出されたもので、抽出したあとも化学的な処理がほとんどされていないため、安全と考えていいでしょう。

ゴン

これまで長い歴史の中でずっと食べられてきたものだから気持ち的に安心だね!

カラメル色素の安全性について

カラメル色素には発がん性があると聞いたことはないでしょうか。

それは、一部のカラメル色素に、メチルイミダゾールという物質が含まれることから、そのような情報が出回っていると考えられます。

カラメル色素が製造される際に、一部の製造方法では、副産物としてメチルイミダゾールという物質が副産物として生成され、カラメル色素に含まれます。

カラメル色素に含まれる可能性のあるメチルイミダゾールの量では、発がん性はないと食品安全委員会の研究により報告されていますので、心配はありません。

ゴン

どうしても心配な方は表示を確認するようにしましょう。

合成着色料(タール系色素)

タール系色素については、さまざまな情報がネット上で出回っています。

ゴン

発がん性があるとか、子供が切れやすくなるとかよく見るよね
本当のところはどうなんだろう?

食用タール系色素は、日本では食品安全委員会により安全性が評価され、食品への使用が認められています。

発がん性についても試験がされており、健康への影響がないことが確認されています。

さらに、日本以外でも安全性に問題がないとして使用を認めている国が多くあります。

もぐ

そのため、私はタール系色素の安全性について、心配はしておりません。

もぐ

『子どもが切れやすくなる~』といった話も、出どころはイギリスの大学が、研究発表した内容にそのようなことが記述されていたようですが、EUやアメリカの安全性評価機関や、オーストラリア、ニュージーランドは、この研究には根拠がなく支持しないという立場を表明しています。
そのため、根拠のない話として、流してしまって問題ないでしょう。

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まとめと、着色料の安全性を心配される方へ

この記事では、着色料について簡単にまとめました。

色鮮やかな食品は美味しそうに見えますので、着色料の役割は大きいものがあります。

安全性についてはさまざまな意見がありますが、この記事では私の考えを記述しました。

着色料の安全性が心配で摂取を控えたい方へ

もぐ

着色料は食品添加物ですので、食品表示法により表示が義務付けされています。
摂取するのを避けたい方は、表示を確認するようにしましょう。

表示を確認するのが面倒な方は、着色料を使用していない食品を中心に取り扱う食材宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか。次の記事を是非確認してみてください!

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